ウクライナでは16日も、東部ドネツク州などを中心にロシア、ウクライナ双方による砲撃の応酬が続いているようです。ロシアの演習場で志願兵を訓練中、銃の乱射で多数の人々が死傷したと報じられるなど、不穏な動きも続いています。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
ロシアによるウクライナ侵攻から半年。大量虐殺の悲劇に見舞われた街ブチャに「死の通り」と呼ばれる場所があります。生存者が語るロシア占領下の「絶望の1カ月」とは。金成隆一記者が住民の証言を丹念に集めました。現地からの写真や映像とともに伝えます。
■■■10月17日(日本時間)■■■
13:27(キーウ17日07:27)
キーウが「カミカゼ・ドローンで攻撃された」 住宅数棟が被害か
ウクライナの首都キーウ(キエフ)で17日朝にあった爆発について、同国のイェルマーク大統領府長官は同日、「首都がカミカゼ・ドローンに攻撃された」とSNSに投稿した。自爆攻撃が可能なイラン製ドローンを指すとみられる。
イェルマーク氏はSNSに「一刻も早く対空防御用の兵器を増やす必要がある。のんびりしている暇はない」と書き込んだ。
また、キーウのクリチコ市長のSNSによると、攻撃で住宅数棟が被害を受けたという。負傷者に関する情報は確認中だとしている。
13:18(キーウ07:18)
キーウへの攻撃、ドローンか NYT報じる
ウクライナの首都キーウ(キエフ)で17日朝に報じられた爆発について、米紙ニューヨーク・タイムズは同日、爆発音に先立って芝刈り機や草刈り機のような音がしたとし、ドローンによる攻撃の可能性があると報じた。
同紙によると、爆発があったのはキーウ中心部とみられ、10日にウクライナ全土に対して攻撃が行われた際に被害を受けた地点からそれほど遠くない場所だという。現場では煙が上がっているのが見えるという。
12:53(キーウ06:53)
キーウで2度の爆発音
AFP通信は17日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で2度の爆発音が聞こえたとツイッターに投稿した。同通信の記者からの情報だという。
04:27(キーウ16日22:27)
「ロシアが受刑者2千人を含む傭兵を投入」 ゼレンスキー大統領
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日夜のビデオ演説で、激戦が続く東部ドネツク州のバフムートとソレダルで「極めて激しい戦闘が続いている」としたうえで、ロシア軍が「受刑者2千人を含む傭兵(ようへい)を投入している」と指摘した。
ゼレンスキー氏は、「彼ら(受刑者)は、お金だけでなく恩赦を約束されて前線にとどまっている。ロシアは刑務所で殺人犯を探しだし、再び殺人を犯すなら自由を与えると約束している。こうしてテロを支援しているのだ」と訴えた。
米紙ニューヨーク・タイムズは今月2日、ウクライナ兵の証言として、ロシア側が釈放と引き換えに国内の受刑者を前線に送り込んでいると伝えた。
03:36(キーウ16日21:36)
ザポリージャ原発職員・住民、厳しい移動制限 ウクライナ報道
ロシア軍が占拠を続けるウクライナ中南部ザポリージャ原発のウクライナ人職員や周辺住民らに対し、ロシア側が移動を厳しく制限していると16日、インタファクス・ウクライナ通信が伝えた。
ザポリージャ州メリトポリの市長が同日のテレビで語ったところでは、地元の親ロシア派が検問所を設置し、現職の従業員だけでなく、退職者もウクライナの支配地域へ移動することを禁じているという。
その他の住民は、検問所で通行証が発行されれば移動できるが、手続きの期間は20日間に達するという。
同原発をめぐっては、ロシアのプーチン大統領が5日、ロシア政府に「国有化」を命じる大統領令に署名。ウクライナ側は「無効だ」と反論している。
03:34(キーウ16日21:34)
プーチン政権幹部に対する特別法廷設置を要請 バルト3国外相が共同声明
エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国の外相は16日、共同声明を発表し、ロシアのプーチン大統領ら政権幹部に対し、ウクライナへの侵略の罪を問う特別法廷の設置を支援するよう欧州連合(EU)に求めた。ウクライナ・プラウダが伝えた。
ロシア軍のウクライナ侵攻については、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)のカーン主任検察官が3月、戦争犯罪や人道に対する罪、集団殺害(ジェノサイド)の罪で捜査を開始している。
バルト3国の声明は、ICCへの捜査協力を各国に呼びかける一方、ICCの活動を補完するため、「侵略の罪を犯したロシアの政治・軍事の最高指導者らの責任を追及する法廷が必要だ」として、特別法廷の設置を呼びかけた。
ラトビアの外相はSNSで、17日に開かれるEU外相会合で議論される見通しだと投稿した。インタファクス・ウクライナ通信が伝えた。
■■■10月16日(日本時間)■■■
20:01(キーウ14:01)
旅客機撃墜事件被告に懸賞金10万ドル、ウクライナ国防省
ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派元幹部で、298人が死亡した2014年のマレーシア航空機撃墜事件で起訴されたロシア国籍のイーゴリ・ギルキン氏をめぐり、ウクライナ国防省は16日、身柄を確保し、引き渡した人に10万ドル(約1490万円)の懸賞金を与えると発表した。
現在はロシアにいるギルキン氏は、近く再びウクライナに入り、ロシア軍側で戦闘に加わる意向を持つとされる。ウクライナ国防省情報総局は懸賞金を発表したSNSで、ギルキン氏について「ロシアで最も有名なテロリストの一人」とし、「いかなる戦争犯罪人も罰を逃れることはできない」と記した。
16:37(クラマトルスク10:37)
ドネツク州のウクライナ支配地域に砲撃
ドネツク州警察本部によると、州北部でウクライナ側の支配下にある7都市が16日未明、計17回の砲撃を受けた。交通の要所で都市争奪戦の焦点になっているバフムートには5回の砲撃があり、民間人に死傷者が出ているという。
攻撃を受けた都市は、いずれもロシア側の拠点都市ドネツクとウクライナ側の拠点都市クラマトルスクに挟まれた位置にある。警察本部は7都市で14の家屋を含む20の民間施設が被害を受けたとしている。
ウクライナ政府は、ドネツク州内の戦闘が激化した7月末から、州内に残った住民に州外への避難を義務づけている。警察本部は16日、ロシア軍が民間人の車を狙って銃撃しているとして、住民に単独行動を避けて当局が組織する避難に参加するよう呼びかけた。
16:00(ドネツク10:00)
ドネツクで親ロシア派本拠を攻撃か
2014年からウクライナ東…
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