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Monday, October 17, 2022

「自衛官勤務の夢を壊し申し訳ない」セクハラ隊員4人が直接謝罪…被害者「一生の傷、罪償って」 - 読売新聞オンライン

 陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に勤務していた五ノ井里奈さん(23)が複数の男性隊員から性被害を受けた問題で、加害者の4人の隊員が17日、五ノ井さんに直接謝罪した。五ノ井さんが同日、東京都内で記者会見して明らかにした。謝罪の中で4人は防衛省による処分が決まった後に退職する意向も示したという。

 五ノ井さんは2020年4月から今年6月まで自衛隊に在籍。4人はその間の所属部隊の先輩隊員と上司で、昨年8月に演習場の宿泊施設で下半身を押しつけるなど、複数の性的な嫌がらせをしたとされている。

 五ノ井さんによると、謝罪は17日、非公開で個別に行われ、4人からは「自衛官として勤務する夢を壊し、申し訳ない」などとする手紙を受け取った。当初、行為を認めなかった理由について、4人は「家族に知られたくなかった」「仲間をかばおうとした」などと説明したという。

 五ノ井さんは記者会見で、「謝罪で許される問題ではない。一生の傷で、自分のしたことに責任を持って罪を償ってほしい」と話した。

 防衛省は9月29日、内部調査で五ノ井さんにかかわる複数のセクハラ行為が確認されたことを公表し、4人を含めた隊員の懲戒処分に向け調査している。全隊員を対象にハラスメント被害の実態を調べる特別防衛監察も実施している。

 被害のうち、昨年8月の宿泊施設での被害については、謝罪した4人のうち3人が強制わいせつ容疑で福島地検郡山支部に書類送検された。3人は不起訴となったが、今年9月、検察審査会が不起訴不当を議決し、再捜査となっている。

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