ウクライナの首都キーウで17日、少なくとも4回の爆発音が聞こえた。空襲警報が発せられた直後だった。大統領府はロシアが「神風ドローン」で攻撃したとしている。
キーウのヴィタリ・クリチコ市長は、中心部のシェフチェンキウスキー地区の住宅が被害を受けたと話した。市当局は、住宅地以外の場所の建物も攻撃されたとしており、何を狙った攻撃だったのかははっきりしない。
鉄道当局は、キーウの主要駅の近くで爆発があったとしている。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領の首席補佐官のアンドリー・イェルマク氏は、攻撃はいわゆる「神風ドローン」によるものだと説明。「ロシアの必死さを示すものだ」と述べた。
神風ドローンは、攻撃後に帰還する他のドローンとは異なり、目標物に飛び込んで爆発する。
ソーシャルメディアの動画では、ドローンの1機を迎撃したように見える。
キーウは1週間前、ラッシュの時間帯にロシアのミサイル数発の攻撃を受けた。この日はウクライナ各地が攻撃にさらされ、計19人が死亡した。
午前6時半ごろから
17日の爆発は現地時間午前6時半(日本時間午後零時半)ごろ始まった。午前8時10分ごろにかけて、何回か続いたという。
クリチコ市長は、ソーシャルメディア「テレグラム」への投稿で、市内に4発の砲撃があったとした。ただ、市民らは5~6回の爆発音を聞いたとしている。
爆発のうち2回は市中心部だった。一帯にはサイレンと警報音が鳴り響いた。
クリチコ市長は、シェフチェンキウスキー地区にいると、「テレグラム」に書き込んだ。同地区は先週も数回の砲撃を受けた。
市長によると、救助隊が現場に到着している。住民らには空襲用シェルターにとどまるよう伝えたという。
イェルマク大統領首席補佐官は、ウクライナは「できるだけ早く」防空システムを増やす必要があるとした。
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キーウ中心部が直接の攻撃を受けたのは、今回の戦争が始まってから初めてのことだった。
大半の標的はすでに攻撃したとし、ウクライナを破壊することが目的ではないと付け加えた。
からの記事と詳細 ( キーウに「神風ドローン」攻撃、少なくとも4回の爆発音 ウクライナ - BBCニュース )
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