北海道各地に暴風雪警報や大雪警報
風も強く、最大瞬間風速はえりも町・えりも岬で33.6m/s、稚内市で23.2m/s、浦河町で22.5m/sを観測しました。18時の時点で北海道宗谷地方に暴風雪警報。根室地方、釧路地方、十勝地方、日高地方に暴風警報。北見地方、紋別地方、十勝地方に大雪警報が発表中です。
低気圧は今夜にかけてさらに発達しながら北海道に近づくため、雪や風は一層激しくなります。内陸部では1時間に10cmを超えるようなドカ雪になって、急激に積雪が増加するおそれがあります。
強い雪や吹雪によって短い時間で路面状況が悪化する上、視界が悪くなりますので、雪が強まっている時間帯の車での移動はできるだけ避けるようにしてください。
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北陸~山陰はJPCZに伴う強い雪に警戒
朝鮮半島のすぐ東側から新潟付近にかけて、西よりの風と北西の風がぶつかり合うJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が形成されます。また、その南側に何本か雲の帯が形成され、西日本にかかる予想です。
西寄りの風によって活発な雪雲は北陸から山陰などを次々に通過し、前回の冬型と同様に平野部で短期間に積雪が急増する予想です。道路の積雪が急増することで立ち往生を発端とする大規模な交通障害につながるおそれがあります。できるだけ車での移動を避け、やむを得ない場合は最大限の準備を行ってください。
東北北部と北海道オホーツク海側はそれぞれ低気圧が近づくため、こちらでも局地的な激しい雪に警戒が必要です。
山沿いは100~150cmの新たな積雪も
北寄りの風に変わることで、活発な雪雲は濃尾平野に流れ込みやすくなり、岐阜県や愛知県の平野部で雪が降る見込みです。寒気の強さや風向きによって名古屋市内でも雪に変わる可能性があります。
北陸から山陰では雪の中心が平野部から山沿いへと移る見通しです。前回の冬型ではあまり雪が降らなかった新潟県上・中越や富山県の山沿いで積雪が増加し、26日(月)朝までには100cmを大きく上回り、最大で150cm前後の雪が積もるとみられます。その後も冬型が続いてさらに積雪の増えるおそれがありますので、雪崩や山間部の集落の孤立などに警戒が必要です。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)