【ワシントン=蒔田一彦、北京=田川理恵】米インド太平洋軍は29日、中国海軍の戦闘機「殲(J)11」が21日、南シナ海上空で米空軍の偵察機RC135に異常接近したと発表した。J11が機首から約6メートル以内まで近付いたため、RC135は衝突を回避する行動を余儀なくされたという。インド太平洋軍は声明で「危険な飛行だ」と中国軍機の行動を非難した。
米側の発表によると、RC135は南シナ海上空の国際空域で「通常の任務を合法的に行っていた」ところ、J11が接近し、飛行を妨害した。インド太平洋軍はウェブサイトで、J11が接近する様子を収めた映像も公開した。ロイター通信は、米軍当局者の話として、J11がRC135の翼から約3メートルまで接近したと報じている。
中国軍機による危険な妨害行動は相次いでおり、事故を招きかねないとして各国が懸念を強めている。4~5月には南シナ海や東シナ海の国際空域で、中国軍機がオーストラリアやカナダ軍の哨戒機に異常接近した。米インド太平洋軍は29日の声明で、「インド太平洋地域の全ての国が、安全かつ国際法にのっとって国際空域を使用することを期待する」と指摘した。
中国外務省の
からの記事と詳細 ( 中国海軍の戦闘機「殲11」が米偵察機に異常接近…米側は「危険な飛行」と非難 - 読売新聞オンライン )
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