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Friday, December 30, 2022

北朝鮮 日本海に短距離弾道ミサイル 3発発射 防衛省 - nhk.or.jp

防衛省によりますと、31日午前、北朝鮮から弾道ミサイル3発が発射され、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したと推定されています。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は12月23日以来で、防衛省が警戒を続けています。

防衛省によりますと、31日午前8時1分ごろから8時15分ごろにかけて、北朝鮮の首都ピョンヤン近郊から、弾道ミサイル合わせて3発が北東の方向に発射されました。

いずれも最高高度は100キロ程度、飛行距離はおよそ350キロで、朝鮮半島東岸付近の日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したと推定されています。船舶や航空機への被害の情報は入っていないということです。

防衛省関係者によりますと今回の発射は、30日に韓国国防省が発表した固体燃料を使ったロケットの打ち上げ実験への反発の可能性があるということで、防衛省が引き続き警戒を続けています。

韓国軍も発表

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が31日午前8時ごろから、ピョンヤン近郊に位置する、北朝鮮の南西部、ファンヘ北道チュンファ付近から日本海に向けて、短距離弾道ミサイル3発を発射したと発表しました。

飛行距離はおよそ350キロだったということです。

北朝鮮はことし、これまでにない頻度で弾道ミサイルなどの発射を繰り返していて、12月も準中距離とみられる弾道ミサイル2発や短距離弾道ミサイル2発を発射していました。

また、26日には北朝鮮の無人機5機が韓国の領空を侵犯し、このうちの1機が首都ソウルの北部上空まで飛来していました。

韓国の通信社、連合ニュースは「北が年末に挑発を続けるのは異例だ」と報じています。

韓国国防省は30日、固体燃料を使ったロケットの打ち上げ実験に成功したと発表していて、韓国の専門家は、北朝鮮がこれに対抗して発射した可能性があるとの見方を示しています。

北朝鮮が弾道ミサイルなどの発射はことしに入って37回目

防衛省などによりますと、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは、12月23日以来で、北朝鮮によるミサイル発射はことし37回目です。

これまでに、1月に7回、2月に1回、3月に3回、4月に1回、5月に4回、6月に1回、8月に1回、9月に3回、10月に7回、先月に6回、今月に2回、それぞれ弾道ミサイルなどの発射を繰り返しています。

特に9月下旬から11月にかけては合わせて16回とこれまでにない頻度で相次いで発射しています。

8:48ごろ 政府関係者「EEZの外側に落下とみられる」

政府関係者によりますと、北朝鮮から31日朝、2回、発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、いずれも、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられるということです。

岸田首相 万全の態勢をとることを指示

北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、岸田総理大臣は、情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、それに不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。

8:35ごろ 海上保安庁「被害の情報なし」

北朝鮮から弾道ミサイルの可能性がある飛しょう体が発射されたとみられることを受け、海上保安庁が日本周辺の海域で被害などの確認を進めていますが、これまでのところ日本に関係する船舶への被害の情報は入っていないということです。

政府 緊急参集チームを招集

政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室に関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などに当たっています。

8:24ごろ 海上保安庁「すでに落下とみられる」

午前8時24分には、「すでに落下したとみられる」と発表しました。

航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。

8:16ごろ 海上保安庁「新たに発射」

弾道ミサイルの可能性があるものの発射について海上保安庁から2回目の発表です。

海上保安庁は防衛省からの情報として、新たに「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と午前8時16分に発表しました。

8:11ごろ 海上保安庁「すでに落下とみられる」

午前8時11分には「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と発表しました。

8:06ごろ 韓国軍 北朝鮮が弾道ミサイル発射と発表

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が弾道ミサイルを日本海に向けて発射したと31日午前8時6分ごろに発表しました。

8:06ごろ 海上保安庁 「弾道ミサイルの可能性あるもの発射」

海上保安庁は防衛省からの情報として「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と午前8時6分に発表しました。

過去にない頻度で発射を繰り返す

北朝鮮はことし、過去にない異例の頻度で弾道ミサイルなどの発射を繰り返しています。

▽ことし9月から10月にかけては、「戦術核運用部隊」の訓練だとして中距離や短距離の弾道ミサイルなどを相次いで発射し、2か月間の発射は、あわせて10回に上りました。

▽また11月は、ICBM=大陸間弾道ミサイル級や短距離の弾道ミサイルなどを6回にわたって発射しました。

▽12月も18日に、北西部のピョンアン北道のトンチャンリ付近から準中距離とみられる弾道ミサイル2発を発射し、北朝鮮は「偵察衛星の開発のための最終段階の重要実験」だったと発表しました。

▽そして12月23日には、首都ピョンヤン郊外のスナンから短距離弾道ミサイル2発を発射していました。

北朝鮮をめぐる動き

北朝鮮に対する抑止力の強化を進める米韓両国に対して北朝鮮は、過去にない頻度で弾道ミサイルなどを相次いで発射してきました。

12月、韓国に駐留するアメリカ軍は新たに宇宙軍部隊を立ち上げたほか、韓国軍も「宇宙作戦大隊」を創設して北朝鮮によるミサイル発射の監視や探知の強化を図っています。

また12月20日にはアメリカ軍のB52戦略爆撃機が参加して韓国空軍と共同訓練を行い、韓国国防省は、訓練はアメリカが核戦力などで同盟国を守る「拡大抑止」強化の一環だと強調しました。

一方、北朝鮮は、ICBM級1発を11月18日に発射し、その翌日の19日に「火星17型」の発射実験に成功したと発表して「世界最強の戦略兵器としての威力ある性能が検証された」と成果を誇示しました。

また、キム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと、12月15日に大出力の固体燃料エンジンの燃焼実験に成功したとその翌日の16日に発表し、韓国の専門家からは、中・長距離の新型弾道ミサイルに使う固体燃料エンジンの開発の一環だという見方が出ていました。

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