昨年10月の衆院選で、公示前に投票を呼びかける文書を有権者に郵送したとして、奈良県警は14日、公選法違反(事前運動、法定外文書頒布)の疑いで、日本維新の会の前川清成衆院議員(59)=比例近畿=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
書類送検容疑は昨年10月19日の衆院選公示前に、選挙はがきなどが入った封書を、選挙区内に住む出身大学の卒業生数十人に郵送し、投票を呼びかけたとしている。
選挙はがきには「選挙区は『前川きよしげ』とお書きください」と記載され、メッセージの記入例として「前川さんへぜひ一票をお願いします」と書かれていた。宛名は空欄で、知人の名前や住所を記入して返信するよう求める文書が同封されていた。
公示前でも、支援者らに選挙はがきの宛名書きを依頼することは立候補の準備行為として認められるが、県警は、支援者以外の不特定多数に郵送されているとし、宛名書きの依頼を名目に投票を呼びかける事前運動にあたると判断した。
一方、前川氏は14日に報道陣の取材に応じ、「投票の依頼ではなく、選挙はがき作成のお願いで、選挙運動ではなく、準備行為だ。公選法に抵触するところはなく、捜査の違法性、不当性を訴えて戦っていく」と反論した。
前川氏は平成16年の参院選奈良選挙区に旧民主党公認で初当選。参院議員を2期務め、内閣府副大臣などを歴任した。維新から立候補した昨年の衆院選奈良1区の選挙区では敗れたが、比例近畿で復活当選した。
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