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Friday, January 14, 2022

札幌駅、異例の構内一斉除雪 JR今冬最多750本運休:北海道新聞 どうしん電子版 - 北海道新聞

 道内は14日、発達した低気圧が上空に停滞した影響で、日本海側を中心に暴風雪が続いた。JR北海道は全列車の約6割にあたる750本が運休した。札幌駅では大雪の影響で午後9時以降、同駅発着の全列車を順次運休し、構内の除雪を始めた。15日の始発からの運転再開を目指す。空の便は新千歳空港発着の92便が欠航するなど、交通機関が大幅に乱れた。暴風雪は15日朝まで続く見通し。

 

 JRによると、14日午後11時現在の運休750本は、道内の特急列車全112本や快速エアポート103本などで、1日の運休本数で今冬最多となった。札幌駅ではポイントの不具合が相次いだため、同社社員らが一斉に線路や周辺を除雪した。JRは、15日からの大学入学共通テストに臨む受験生への影響を最小限に抑えるため、運行を打ち切って札幌駅構内を一斉除雪する異例の対応を取った。

 また、道警によると、14日午前7時50分ごろ、岩見沢市の道道で吹きだまりができて車25台が立ち往生した。交通規制や除雪を行い約3時間後に解消された。午後11時半現在、吹雪などで高速道路2路線2区間などが通行止めになっている。

 北海道電力によると、暴風雪の影響で高圧線が断線するなどして、稚内市や芦別市など4市町計約1280戸で最大約2時間半にわたり停電した。

 札幌管区気象台によると、14日午後11時時点の24時間降雪量は、深川市で59センチ、芦別市で48センチ、根室管内羅臼町で38センチなど。15日午後6時までの24時間降雪量は、最大で太平洋側50センチ、オホーツク海側と日本海側で40センチと予想している。

 JRは、15日の列車運行について、始発から運休や遅延の恐れがあるとして、最新の運行情報をホームページ(HP)や電話案内センター(011・222・7111=午前6時半~午後10時)で確認するよう呼びかけている。(加藤祐輔、菅沢由佳子、松下文音)

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