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Saturday, February 27, 2021

足利山火事 延焼ほぼ食い止め|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

栃木県足利市の山火事は、27日で発生から6日がたちました。
市によりますと、延焼は26日夕方以降はほぼ食い止められているということで、消防などが残った火を消す作業を急いでいます。

今月21日に足利市西宮町で発生した山火事はまだおさまっておらず、27日も自衛隊のヘリコプターや、消防による地上からの消火活動が続けられました。
市によりますと、焼けた面積は27日午前11時時点でおよそ106ヘクタールで、26日夕方時点と変わらず、延焼はほぼ食い止められているということです。
市は住宅地への延焼のおそれがあるとして、これまでに合わせて305世帯に避難勧告を出していて、27日午後4時時点で、このうち5世帯7人が避難しているということです。
これまでに火事によるけが人はいませんが、山中にある木造の神社の建物が全焼しました。
宇都宮地方気象台によりますと、栃木県内は空気が乾燥していますが、28日にかけては風が強くない状態が続く見込みで、市は消防や自衛隊と連携して、残った火を消す作業を急ぎ、週明けの早い時期の鎮圧を目指したいとしています。

足利市の和泉聡市長は27日午後会見を開き、消火が進んで延焼をほぼ食い止めることができているとして、「鎮圧まであと一歩という感覚だ」と述べました。
足利市の和泉市長は27日午後市内の施設で記者会見を開き、26日までのヘリによる消火活動などで、延焼をほぼ食い止めることができていると説明しました。
そして「火の勢いはコントロールできるようになってきた。風も収まってきており、鎮圧まであと1歩という感覚だ」と述べ、28日以降、残った火を消す作業に全力をあげる方針を示しました。
また、27日昼ごろ、現場付近の上空を民間のドローン1機が飛んでいるのが確認され、消火活動を一時中断せざる得なかったということで、「ヘリが飛べなくなるので絶対にやめてほしい」と訴えました。

山火事の現場に近い足利市の本城二丁目付近では、避難勧告が出された26日はもうもうと白い煙が上がり細かな灰が降っていましたが、27日夕方は煙や匂いはありませんでした。
近くに住む70代の男性は「煙が見えなくなり落ち着いているように見えるが、火種が残ってるのではと思うとまだ少し心配です。妻が夜、心配で眠れず、体調を壊してしまいました」と話していました。
また、近くに住む40代の女性は「きのうまでは近くの住宅に火の粉が飛び煙で目も痛くなりましたが、きょうは煙も匂いもありません。この1週間でこんなに穏やかなのは初めてです。早く火事がおさまって欲しいです」と話していました。

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