新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチンを巡る明るいニュースが続きました。米ファイザーと独ビオンテックが開発したワクチンでは、米食品医薬品局(FDA)のスタッフが有効性と安全性を認める報告書を公表。緊急使用許可(EUA)の承認に向けてまた一歩前進しました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
有効で安全
ファイザーとビオンテックが開発した新型コロナワクチンは感染予防において有効性が高く、EUAの承認を妨げるような安全上の懸念はない。FDAのスタッフが 報告書に見解をまとめた。報告書は、10日に開かれるFDAの諮問委員会の会合に先立ち提出された。FDAは会合後速やかに使用許可へと動く可能性がある。
土壇場の機会
ジョンソン英首相は9日にブリュッセルを訪れ、フォンデアライエン欧州委員長と 協議を行う。英首相府が明らかにした。英国とEUの通商協定成立に向け土壇場のチャンスとなるが、会談を控えて首相は、交渉が失敗したと認めるべき時が来るかもしれないと警告した。
新たな提案
米経済対策協議を巡りマコネル上院院内総務は、民主党が州・地方自治体向け支援を取り下げる見返りに、自身が強く主張しているコロナ関連の賠償請求訴訟から企業を守る免責条項を棚上げすることを 提案。中小企業支援や失業保険給付の拡大、ワクチン配布の財源を含むコロナ対応という共和・民主両党が合意できる3分野に集中すべきだとの考えを示した。
84人が昇格
英銀バークレイズは、コーポレート・投資銀行部門の84人をマネジングディレクターに昇格させる人事を発表した。トレーダーが所属するマーケッツ部門からは38人と、最も多くが昇格。新マネジングディレクターの4分の1以上は女性だ。
食い込めるか
米アップルは同社初のオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン「 エアポッド・マックス」を発表した。ボーズやソニーといったライバルがせめぎ合う競争の激しい市場に参入する。価格は550ドル(約5万7000円)と高額だ。市場に流通する多くの競合製品と同様に、ワイヤレスペアリングやノイズキャンセリングの機能を搭載している。
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