2020年10月10日09時44分
【ワシントン時事】来月の米大統領選に向け、15日に予定されていた2回目の候補者討論会は中止が決まった。主催団体が9日発表した。討論会はテネシー州で行われる22日が最後となる。各種世論調査で民主党のバイデン前副大統領にリードを許す共和党のトランプ大統領にとって、巻き返しの機会を逸した形で痛手となる。
大統領選は通常3回の討論会が行われ、15日の討論会はフロリダ州マイアミで予定されていた。しかし、主催団体がトランプ氏の新型コロナウイルス感染を受けてオンライン方式への変更を決めると、トランプ氏は「そんなのは討論ではない」と拒否し、開催は暗礁に乗り上げた。
トランプ陣営は22日に加えて投票日5日前の29日にもう一度討論会を開催することを提案したが、バイデン陣営は拒否。主催団体は9日、テネシー州ナッシュビルで開く22日の討論会が「最後」になると明言した。
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