中国を訪れているアメリカのブリンケン国務長官は19日、北京で外交を統括する王毅政治局委員と会談したのに続き、習近平国家主席と会談を行いました。
日本時間午後8時前から行われた、ブリンケン国務長官の記者会見の内容を詳しくお伝えします。
会見の動画をノーカットで掲載しています。
(動画は31分6秒。AIによる翻訳の字幕を付けています。開発中のシステムのため一部翻訳が不十分な場合があります。データ放送ではご覧になれません)
「米中関係 責任もって管理する義務 世界最善の利益」
この中でブリンケン長官は「アメリカと中国には両国の関係を責任をもって管理する義務があり、そうすることがアメリカと中国、そして世界の最善の利益になる」と指摘しました。
「意思疎通チャンネル強化 協力の可能性ある分野のため来た」
そのうえで、今回の訪問について、「私は北京にハイレベルの意思疎通のチャンネルを強化し、意見の異なる分野での反対意見を明確にするために来た。また、互いの利益が一致し、協力できる可能性のある分野のために来た」と述べました。
「習主席と重要な会話 王毅政治局委員らとも建設的な議論」
ブリンケン国務長官は「ここ北京で、習近平国家主席と重要な会話を交わした。また、王毅政治局委員らとも率直で実直かつ建設的な議論を行った。もてなしに感謝している」と述べました。
「米中 意見を異にしている問題多い」
そのうえで、「私たちは常に、アメリカ国民の利益を増進するために最善の行動を取るつもりだ。しかし、アメリカには外交を通じて複雑で重大な関係をうまく扱ってきた長い歴史がある。これは両国の責任だ。そして、これは両国の利益と世界の利益になる」と述べました。
「ウクライナ侵攻など 中国に建設的な役割を」
また、北朝鮮について、「北朝鮮の強まる無謀な行動や言動について話し合った。国際社会は北朝鮮に対して責任ある行動を取るよう促すことに関心がある。中国は北朝鮮に対話を促し、危険な行動をやめさせることができる唯一の立場にある」と述べました。
「台湾海峡 中国の挑発的行動に懸念」
そのうえで、「台湾海峡における中国の挑発的行動に対して、懸念を表明し、同じ懸念を示す国が増えていることを伝えた」と述べました。
「軍どうしの意思疎通 中国同意せず」
そのうえで、「これは、私たちがこれからも取り組んでいく必要がある。直ちに進展があったわけではないが、私たちにとって継続的な優先事項だ」と述べました。
中国高官 数週間のうち訪米か
さらにブリンケン長官は、数週間のうちに中国の高官がアメリカを訪問することを見込んでいると述べました。
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