ロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターは29日、露民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏について、反乱後も29%が支持すると回答したとの世論調査結果を発表した。プリゴジン氏の根強い人気に対し、プーチン露大統領は積極的に触れ合う姿をアピールし、イメージ刷新に乗り出している。
世論調査はプリゴジン氏が反乱を起こした6月24日を挟んだ22~28日に実施した。プリゴジン氏については反乱前(22~23日)の58%から低下したものの、反乱後も29%が支持を続けている。プリゴジン氏の「率直な言動」を評価する声が多かったという。来年の大統領選にプリゴジン氏が出馬した場合、投票の用意があるとの回答は反乱前は19%、反乱後は10%だった。
一方、露国営メディアは、プーチン氏が28日に南部ダゲスタン共和国を訪問し、広場に集まった市民に歩み寄って握手やハグを繰り返す様子を放映した。プーチン氏との面会には事前隔離が必要とされており、極めて異例の対応だ。露国内では「酷似した別人ではないか」との見方も出ている。
ロシア語の独立系メディア「メドゥーザ」は30日、プーチン政権が独自に実施した世論調査で、プーチン氏の支持率が「9~14%」下がったと報じた。プリゴジン氏は反乱で一時制圧した南部ロストフ・ナ・ドヌーの住民に歓迎される様子が報じられており、プーチン政権がこうした人気を意識してイメージ戦略を始めた可能性がある。
からの記事と詳細 ( プリゴジン氏の「率直な言動」評価、反乱後も29%支持…プーチン氏と市民の握手映像は「別人では」 - 読売新聞オンライン )
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