ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ空軍は16日、同日未明に首都キーウ(キエフ)などに露軍がミサイル攻撃を試みたものの、発射された18発全てを撃墜したと発表した。うち9発は航空機発射型の極超音速弾道ミサイル「キンジャル」だったとしている。また、露軍が飛来させた自爆ドローン(無人機)や偵察ドローン計9機も全て撃墜したとした。キーウ市では落下したミサイルなどの破片で3人が負傷した。
一方、最激戦地の東部ドネツク州バフムトを巡る戦闘に関し、英国防省は16日、露軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」の部隊が市中心部で徐々に前進しているものの、市周辺部ではウクライナ軍が過去4日間に「戦術的前進」を遂げ、露軍側を後退させていると指摘。これにより、ウクライナ軍は重要な補給路の安全確保に成功したもようだと分析した。
一方、ウクライナ産の穀物を黒海経由で輸出する、ロシアとウクライナ、トルコ、国連の4者合意が18日に失効する恐れが出てきた。合意に不満を示すロシアが、延長を拒否する構えを見せているためで、合意失効で輸出が停滞した場合、世界的な食料価格の高騰が加速する恐れがある。
タス通信によると、ロシアは11日のトルコでの協議で「合意の一環である露産穀物・肥料の取引制限の撤廃措置が進んでいない」と主張。18日までに事態が改善されない場合は「合意は失効する」と警告した。
ロイター通信によると、ウクライナ外務省高官は15日、「合意が18日に失効する可能性は否定できない」と指摘。18日までに追加協議が行われる予定はないとも明らかにした。
仮にロシアが合意から離脱しても、残る3者で輸出を続ける道は残るが、ロシアが輸送船の運航を妨害する恐れは排除できない。
国連によると、合意に基づき、これまでに計3千万トンを超すトウモロコシや小麦などがアフリカや中東、中国などに輸出された。
一方、ロシアの侵略を受けるウクライナの空軍は16日、同日未明に首都キーウ(キエフ)などに露軍がミサイル攻撃を試みたものの、発射された18発全てを撃墜したと発表した。うち9発は航空機発射型の極超音速弾道ミサイル「キンジャル」だったとしている。自爆ドローン(無人機)や偵察ドローン計9機も全て撃墜したとした。キーウ市では落下したミサイルなどの破片で3人が負傷した。
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