宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士、古川聡氏らが責任者を務めた宇宙に関する医学研究で、データの取り扱いなどに不適切な事案があったことが25日、分かった。JAXAは同日、文部科学省と厚生労働省に内容を報告した。JAXAが午後2時から都内で記者会見を開いて説明する。
古川氏は2023年ごろをメドに、2回目の国際宇宙ステーション(ISS)への長期滞在を計画している。JAXAは研究に関する医学的な指針に違反するとして、古川氏を含む関係者を処分する方針だ。
関係者によると、不適切な事案があったのはISSでの生活を模擬した実験で、データの取り扱いの問題から途中で中止した。実験結果は学術論文として公表する前で、JAXAは国の規定で捏造(ねつぞう)や改ざんなどに当たる「特定不正行為」にはあたらないとみている。
古川氏は1999年に宇宙飛行士に選抜され、2011年にISSに長期滞在した。
からの記事と詳細 ( 医学研究で不適切行為 宇宙飛行士の古川聡氏らが責任者(写真=共同) - 日本経済新聞 )
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