小中学校で使われるデジタル教科書について、文部科学省が令和6年度から英語で先行導入する方向で調整を進めていることが19日、分かった。中央教育審議会の作業部会で月内にも方向性が示される見通し。紙の教科書を廃止することに慎重な見方もあり、当面は紙とデジタル版が併用されることになりそうだ。
4年度に実施されている実証事業には、ほぼ全ての公立小中学校が参加しており、単語の発音を確認する機能などを試行的に使用した。
実証事業の教員向けアンケートの結果では、3割を超える教員が授業で週に31分以上使用していると回答。一方、「効果的な使い方が分からない」「学校のネットワーク環境が整っていない」といった指導スキルや通信環境に関する課題も目立った。
作業部会では、画面上で図形を操作できて理解に役立つとの指摘がある算数・数学でも積極的に導入すべきだとの意見も出ており、段階的に導入の検討が進められる。
文科省が6月に結果を公表した小中学生の近視の実態調査では、学年が上がるほど近視とみられる児童生徒の割合が多くなる傾向が示され、健康面からデジタル教科書導入の課題となっている。
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