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Saturday, July 9, 2022

バイデン氏、クアッドは「安倍氏の不朽の遺産」と構想力たたえる…岸田首相と電話会談 - 読売新聞オンライン

 岸田首相は9日午前、自民党の安倍晋三・元首相が銃撃されて死亡した事件を受け、米国のバイデン大統領と約10分間電話で会談した。両首脳は、安倍氏の遺志を継ぎ、日米同盟の強化に努めていくことを確認した。平和と民主主義を守る重要性でも一致した。

 日米両政府の発表によると、バイデン氏は「米国を代表し、心よりお見舞いを申し上げる」と深い哀悼の意を表明した上で、安倍氏について「卓越した指導者として国際社会をリードし、日米関係の深化に大きな足跡を残した」と評価した。

 バイデン氏は、安倍氏が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」構想と、日米豪印4か国の枠組み「Quad」(クアッド)を「安倍氏の不朽の遺産だ」と表現し、構想力をたたえた。「日本の民主主義の強さに対する米国の信頼は揺るぎない」との考えも示し、「私はフミオ(岸田首相)と日本国民とともにある」と述べた。

 これに対し、首相は「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行を決して許すことはできない。暴力に屈せず、民主主義を守り抜く」との決意を伝えた。

 電話会談は、事件を受け、米国側から打診があった。

 首相は会談後、首相公邸で記者団に「日米同盟を新たな高みへと導いた安倍氏の遺志を継いで、日米同盟のさらなる強化に努めていく思いを新たにした」と語った。

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