前理事長ら幹部の刑事事件に揺れた日本大学の次期理事長に、日大芸術学部出身で作家の林真理子氏(68)が内定したことがわかった。日大の選考委員会が1日、理事会に推薦する次期理事長候補として林氏を選出した。3日の理事会で承認され、7月に正式に就任する見込みだ。
複数の関係者によると、選考委員会は外部の4人と学内の2人で構成している。他大学の学長経験者や元官僚らを軸に人選を進めたが、辞退が相次ぎ、卒業生の林氏が浮上したという。取材に対して、林氏の事務所は「お答えできない」としている。
日大では、付属病院を巡る背任事件で元理事が起訴されたほか、田中英寿・前理事長(75)が所得税法違反で有罪判決を受けた。事件後に設置された第三者委員会は3月、田中前理事長の「専制的な体制が根本的原因」とする報告書をまとめた。日大は4月、日大の運営に関与した経験のない人材から次期理事長を選ぶとする、ガバナンス(組織統治)改革の報告書を文部科学省に提出していた。
林氏は1986年、「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞受賞。2018年には紫綬褒章を受章した。20年から日本文芸家協会理事長を務めている。
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