2022年05月03日23時49分
【ロンドン時事】ウクライナ東部の親ロシア派勢力が支配するドネツク、ルガンスクの2州について、米政府高官は2日、ロシアが併合を計画していると警告した。ロシアに編入するため今月中旬に「見せ掛けの住民投票」を実施する計画があるという。一方、ロシア軍による攻撃は3日も続き、ドネツク州のキリレンコ知事によると、同州の市や町3カ所に対する砲撃などで少なくとも9人の民間人が死亡した。ロイター通信が伝えた。
ロシアは2014年にウクライナ南部クリミア半島を一方的に併合した際も同様の手法を使った経緯がある。ロシアが2州の併合に踏み切った場合、西側諸国やウクライナがこれを承認せず反発を強めるのは確実だ。
この米高官はカーペンター駐欧州安保協力機構(OSCE)大使で、ロシアは占領した南部ヘルソン州でも新たに「人民共和国」を樹立して併合する計画を検討していると指摘した。同州ではロシアが自国通貨ルーブルを流通させ始めたほか、引き倒されていた旧ソ連指導者レーニンの像を再建するなど、支配強化を進めているとされる。
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