【ワシントン=田島大志】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、自国に侵攻しているロシア軍が2日、南部オデーサ(オデッサ)の学生寮にミサイル攻撃を行い、14歳の少年が死亡したと明らかにした。露軍は米欧による武器供与の妨害に腐心しているとみられ、4月30日にもオデーサの空港を標的とした。
露国防省も、オデーサの軍用空港の物流施設を精密ミサイルで攻撃し、トルコ製の軍用無人機(ドローン)「TB2」や米欧の武器が保管されている格納庫を「破壊した」と発表した。
一方、露軍が全域制圧を目指す東部ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)の戦況に関し、米国防総省の高官は2日、記者団に、露軍はこの数日間で「最小限の進展しかなかった」と指摘した。東部の主要都市ハルキウ(ハリコフ)周辺では、約40キロ東の地点への後退を余儀なくされたとの分析を明らかにした。
同高官は、指揮系統の乱れや兵士の士気低下を主な苦戦の要因として挙げ「無気力という言葉がぴったりだ」との見解を示した。
露軍はウクライナ軍の防御網を突破するため、各地で激しい砲撃を続けている。ルハンスク州知事は2日、露軍が「無差別な破壊を一段と強化する」との見通しを示した。
からの記事と詳細 ( ロシア軍、東部ハルキウで40キロ後退…米高官「無気力という言葉がぴったりだ」 - 読売新聞オンライン )
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