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Wednesday, May 25, 2022

中露朝の挑発エスカレート 新「悪の枢軸」日本警戒 - 産経ニュース

ロシア軍機と共同飛行した中国軍のH6情報収集機=5月24日(防衛省提供)

日本周辺で中国、ロシア、北朝鮮による挑発行動がエスカレートしている。中露両軍の爆撃機が24日に日本周辺を編隊飛行したのに続き、25日には北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。日本政府内では3カ国を新たな「悪の枢軸」とみなして中露朝の連携を警戒する声もある。航空自衛隊と米軍の戦闘機は25日、これに対抗する形で日本海における共同飛行を行った。

防衛省は25日の自民党会合で中露の爆撃機について、沖縄本島-宮古島間を通過した直後に折り返さず太平洋側へ数百キロ飛行したと明かした。過去3回とは異なる行動で、担当者は「運用のレベルが上がっている」と説明した。一方、北朝鮮がICBMと変則軌道ミサイルを同時発射したのも異例で、外務省幹部は「記憶にない」と語った。

ロシアが2月24日にウクライナを侵攻して以降、中国は対露制裁に反対しているものの、明確にロシアを支持してはいない。欧州諸国には中国に停戦仲介役を期待する声もあった。

日本は先進7カ国(G7)会合で中露連携に警戒を呼びかけてきたが、今回の爆撃機飛行は日本の「正しさ」が証明された形になった。これに北朝鮮のミサイル発射が重なり、首相周辺はブッシュ元米大統領がイラン、イラク、北朝鮮を「悪の枢軸」と呼んだことになぞらえて「中露朝は新たな『悪の枢軸』だ」と語った。

防衛省は中国の台頭を踏まえ、沖縄県などに自衛隊を重点配備する「南西シフト」を進めてきたが、中露朝が連携を強めれば計算が複雑になる。防衛相経験者は「台湾有事の際にロシアや北朝鮮が日本の北方や朝鮮半島で陽動作戦を行う可能性もある」と懸念する。

現在のロシアが海を越えた日本に着上陸侵攻を行うのは困難との見方が大勢だが、防衛省関係者は「ロシアをにらんだ警戒監視の負担は増す」と指摘する。年末に予定される国家安全保障戦略など戦略3文書の改定では、北方と南西の双方をにらんだ検討が必要となり、その意味でも防衛費の「相当な増額」は不可避となる。(杉本康士)

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