国内
神奈川・川崎市の「多摩ファミリークリニック」。
朝から発熱外来を予約する電話が鳴り続いていた。
このクリニックで診察できるのは、1日40人が限界。
受けられない予約の数は、60人を超える日もあるという。
クリニックで増えているのは、PCRなどの検査をせずに、医師が感染を判断する「みなし陽性者」。
医師「同居のご家族が陽性で、ご自身も症状出てきているので、検査ではっきりさせたければ検査するのも手です。自宅療養の期間は変わらないです」
患者(40代)「それであれば別に検査しなくても陽性だろうと。(夫と息子)2人とも陽性なので」
診察では、医師が難しい判断を迫られていた。
多摩ファミリークリニック・大橋博樹院長「必要以上に、みなし陽性を(判断)するということは、絶対にあってはいけないことで、検査を省略せざるを得ない状況。本当に必要な高齢者に、検査が回らなくなってしまう危険が目の前に来ている」
東京都では9日、新たに1万8,287人の感染が判明。
1週間前から3,000人以上減った。
前の週の同じ曜日を下回るのは、2021年12月17日以来、54日ぶり。
こうした中、注目の動きがあった。
9日午後、首相官邸に乗り込んだのは、東京都の小池知事。
小池知事は8日、ワクチンの追加接種をめぐる政府の対応の遅さについて、「ずれている」と批判した。
9日の会談では冒頭、岸田首相に「ます、オミクロンの特性に応じた、全般的な方針の明確化をお願いしたい」と切り出した。
感染スピードの速いオミクロン株に対応した政府の方針を明確にするよう迫った。
会談の中で、岸田首相は、東京と大阪に、あわせておよそ1,000床を臨時で増やしたい考えを表明。
小池知事は、高齢者や妊婦のため、新たに6,600床を設置することを明らかにした。
午後5時から岸田首相は、関係閣僚と協議。
4日後に期限を迎える、13都県へのまん延防止等重点措置を、3月6日まで延長する方針をこのあと表明する見通し。
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