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Sunday, January 16, 2022

オミクロン感染初確認で厳戒態勢、北京市が大々的なPCR検査 - 読売新聞

 【北京=田川理恵】中国北京市は、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が15日に初確認されたことを受け、大々的なPCR検査を行っている。2月4日の北京冬季五輪開幕を前に、感染拡大を阻止する方針だ。

 北京日報(電子版)などによると、16日午後までに、感染者の居住区である海淀区だけで約1万3000人が検査を受けた。五輪開・閉会式会場となる国家体育場「鳥の巣」周辺でも住民らが列を作っていた。

 中国本土で15日に確認された新型コロナの新規感染者は171人だが、 習近平シージンピン 政権の危機感は強い。北京市は15日の会議で、市外から訪れるなど感染拡大リスクの高い人の洗い出しを進め、「一人も漏らさない」と強調した。

 五輪大会組織委は、中国本土在住者に限り観戦を認める方針を公表済みだが、チケットの販売要項は公表されていない。日系企業関係者によると、組織委は企業向けに開会式への招待を始めており、感染防止のため北京市を離れないことなどを要求している。感染拡大状況によっては、観客を招待制とする可能性もある。

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