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Monday, November 1, 2021

維新が大阪で「全勝」、議席は公示前の約4倍…「第3極」アピールで無党派取り込み成功 - 読売新聞

 日本維新の会は拠点とする大阪府内の選挙区で候補者が全勝した。比例選でも北海道を除く全ブロックで議席を獲得し、公示前の4倍近くに伸ばして躍進した。改革を掲げ、自民、立憲民主両党とは違う「第3極」をアピールしたことが、無党派層の取り込みにつながった。

 松井代表は31日夜の記者会見で、「支援をいただき、数を増やすことができた。国民が納得できない政治家の身分保障について、早速法案を提出し、実現すべく死力を尽くしたい」と意気込んだ。

 維新は衆院で予算を伴わない法案を単独で提出できる21議席獲得を目指した。目標を大きく上回り、国会での存在感は高まりそうだ。

 読売新聞と日本テレビ系列各局の出口調査では、無党派層の比例選投票先は維新が19%で、2017年の前回選の9%から大きく上昇した。比例近畿ブロックで自民党を上回る10議席を獲得し、関西圏での底力を見せた。東京ブロックでも2議席を得て「全国政党」に向けた歩みを進めた。

 維新は10月の岸田首相就任以降、松井代表と菅前首相の個人的関係などに支えられた自民との協調路線を修正し、「既得権側に立っている」(松井代表)と対決色を強めた。立憲民主、共産両党などの共闘にも、「選挙目当てでくっついている」(吉村洋文副代表)と批判の矛先を向けた。

 ただ、維新単独で国会議員定数や報酬削減など看板政策の「身を切る改革」を実現するのは困難で、与野党とどのように協力していくかが今後の課題だ。

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