宅配大手「佐川急便」で働いていた39歳の男性社員がことし6月に自殺し、会社は上司からのパワーハラスメントがあったと認めたうえで遺族に謝罪しました。会社は「再発防止に向け全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
「佐川急便」の39歳の男性社員は東京都内の営業所で勤務し、ドライバーの管理などを担当していましたが、ことし6月、自殺しました。
外部などの調査に基づいて会社が遺族側に行った説明によりますと、男性は上司からたびたび叱責を受け、亡くなる前日に上司から「どれだけうそつくんだ。一緒に仕事ができない」などと言われ、職場の机の前で40分以上立たされていたということです。
また、男性は妻に対して「仕事量が多すぎる」などと話していました。
会社は上司からのパワーハラスメントがあったと認めたうえで、それが自殺の原因の1つになったとみられるとして、遺族に謝罪しました。
男性の妻は「あんなに明るくて仕事も楽しいと言っていた夫がまさかこんなことになるとは夢にも思いませんでした。もう二度とこのようなことがないように、今回のことを決して風化させないでほしいです」とコメントしています。
佐川急便は「ご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます。今回の事案を真摯(しんし)に受け止め再発防止に向け全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
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