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Saturday, October 9, 2021

日本人にとって最難関? ノーベル経済学賞の「厚い壁」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した、山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長に授与されたメダル=ストックホルムの市庁舎で2012年12月10日夜(代表撮影)
2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した、山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長に授与されたメダル=ストックホルムの市庁舎で2012年12月10日夜(代表撮影)

 2021年のノーベル経済学賞受賞者が11日に発表される。5日の物理学賞で真鍋淑郎・米プリンストン大上席気象研究員の受賞が決まるなど、日本関係者のノーベル賞受賞は毎年、大きな話題になるが、6部門で唯一、経済学賞だけが日本人受賞者ゼロの状況が続いている。なぜ、経済学賞は日本にとって「最難関」となっているのだろうか。【松倉佑輔】

専門家、日本人受賞「厳しい」

 「日本人の経済学賞受賞は、ほかの賞と比べても難しい」

 一橋大経済学研究科教授の堀雅博さんはこう指摘する。堀さんは内閣府の経済社会総合研究所での勤務経験が長く、経済学賞の歴代受賞者の功績にも詳しいが、日本人受賞の可能性は「厳しい」と見る。

 堀さんが考える日本人受賞のハードルは後述するとして、まずはノーベル経済学賞の成り立ちやこれまでの歴史を振り返ろう。

 そもそも経済学賞は、物理学賞など他のノーベル賞の部門とは成り立…

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