防衛省は１０日、領空侵犯の恐れがある航空機に対して緊急発進（スクランブル）した航空自衛隊のＦ２戦闘機から、操縦席を覆う透明の「キャノピー」と呼ばれる部品が外れて落下するトラブルがあったと発表した。
統合幕僚監部によると、Ｆ２は築城基地（福岡県）所属で、福岡県朝倉市東部の山間部上空を飛行中にキャノピーが脱落した。重さは約９０キロで、同省で被害の有無を確認している。Ｆ２は、操縦席がむき出しになったまま同基地に緊急着陸した。パイロットにけがはなかった。
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