これに対しホテル側は、地元への貢献とともに新型コロナの感染拡大の影響で予約が通常よりも少なかったため要請に応じ、予約をキャンセルして避難所として被災者を受け入れたということです。
ホテルでは世帯ごとに部屋が用意され食事も提供されたということで、市によりますとこれまでに避難生活中に体調を崩すなどして亡くなる「災害関連死」とコロナの感染は確認されていません。
一方、避難生活の支援にあたった県の専門家によりますと、日々の暮らしがホテルの個室中心となった結果、ほかの住民との接点が減り孤独感に悩む高齢者がいたほか周りの人が健康状態を把握しづらいという課題もあったということです。
このため住民の交流の場として体操の時間をつくったり、住民みずからが高齢者に弁当を配付して健康状態を確認したりする取り組みを進めたということです。
県の被災者支援コーディネーターの鈴木まり子さんは「個室でバラバラになっているため被災者一人ひとりの状況を見渡せない難しさを感じた。高齢者の孤立を防ぐためにも、避難所を自主的に運営する取り組みが重要だと思う」と話していました。
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