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Wednesday, September 1, 2021

米軍撤収後のカブール空港、破壊された軍用機・車両が残されたまま - 読売新聞

 【テヘラン=水野翔太】英BBCなど複数のメディアは8月31日、アフガニスタン駐留米軍が撤収した直後のカブール国際空港の様子を伝えた。米軍機が多数残されたままで、撤収の混乱ぶりをうかがわせた。

 BBCなどは、空港を掌握したイスラム主義勢力タリバンの戦闘員らに同行し、空港内に入った。公開された映像によると、米軍が使用した格納庫には、操縦室が破壊され、プロペラが折られたヘリコプターが数機あった。タリバンや、タリバンと関係が深い国際テロ組織アル・カーイダなどに利用させないための措置とみられる。

 米軍が残した軍用機やヘリは計73機に及んだという。米軍の多数の車両も残され、いずれも破壊されていた。

 国際空港は、米軍のアフガンでの最後の拠点となった。司令室の白板には退避予定の一部が書き残されたままで、民間機の待合室は、便名などを表示するモニター画面が床に落ちていた。

 米欧など各国は今後、自国民やアフガン人協力者を引き続き退避させるため、タリバン側の協力を得なければならない。タリバンは民間機の発着が再開すれば、退避を認めるとしている。ロイター通信によると、トルコなどが空港の運営協力を検討している。

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