自衛隊中央病院は、約20万人を対象にモデルナ社製の新型コロナワクチンの副反応があらわれる頻度について調査しました。また、接種から約1週間後に副反応があらわれるケースについても報告しています。今回の調査結果について、中島先生に詳しくお伺いします。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
【この記事の監修医師】 中島 由美 先生 金沢医科大学医学部卒業後、同大学病院にて小児科・内科として研修を積む。その後は複数の病院で内科医や皮膚科医として勤務。2018年より福岡市中央区に「国を超えた新しい形の医療を提供」をコンセプトに、クリスタル医科歯科クリニックを歯科医師である夫と開院。
今回の発表の詳細は?
編集部: 今回の調査と発表の詳細を詳しく教えてください。 中島先生: 自衛隊中央病院は、5月24日~6月15日に東京都の大規模接種センターでモデルナ社製の新型コロナワクチンを接種した男女20万8154人を対象に、副反応があらわれるまでの時間と症状を調査しました。接種後30分以内に急性期副反応があらわれたのは395人(0.19%)です。 副反応の種類は下記の通りです。 ・めまいやふらつき:98人 ・動悸:71人 ・皮膚の赤みやじんましんなど:58人 ※多い順 20人が救急搬送されましたが、アナフィラキシーのような重い副反応があらわれた人はいませんでした。 また、副反応があらわれた人の7割が女性であるほか、ぜんそくや甲状腺疾患、がん、食物・薬剤アレルギーを持つ方に副反応があらわれやすい傾向がみられました。
時間が経ってから副反応があらわれることも
編集部: 接種後1週間程度で副反応があらわれるケースについて、調査結果を詳しく教えてください。 中島先生: モデルナ社製の新型コロナワクチンを接種後、1週間程度で腕が赤く腫れる事例が報告されています。また、軽い痛みやかゆみを伴う場合もあります。モデルナ社製の新型コロナワクチンでこのような副反応が現れる確率は、1回目の接種後が0.8%、2回目の接種後においては0.2%との報告もあり、頻度は高くありません。 また、同病院は、「時間と共に改善するものであり、2回目の接種に支障をきたすことはない」としています
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