政府は、国の法令に基づいて自治体職員が立ち入り検査する際に必要な269種類の身分証の様式を統一する。何枚もぶら下げて「重くて首が折れそう」との不満が出ていた問題が解消されることになる。
工場や飲食店などへの立ち入り検査には、法令ごとに身分証がそれぞれ必要で、都道府県や市区町村の職員によっては1人で数十枚を所持している。多数のものを携帯しなければならないケースもあり、自治体から改善を求める声があった。
河野行政・規制改革相の下で調べたところ、172法令に関する269種類の身分証で統合できると分かった。一つの身分証に、関係する法令名を複数記入できるようにすることで統一し、来年4月以降、新しく発行していく予定だ。
河野氏は「人事異動の際の発行事務が軽減され、立ち入り検査の円滑化にも資する」と意義を強調する。政府は、さらに統合できる身分証がないかどうかを自治体に照会している。
これに先立ち、環境省では3月、所管する28法令、45種類の身分証を一つに統合している。
からの記事と詳細 ( 政府、自治体職員の269種の身分証を統一へ…「重くて首折れそう」と不満の声 - 読売新聞 )
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