千葉県内で１０日、新型コロナウイルスに感染した１人の死亡と、１０２人の感染が判明した。勝浦市と市原市で新たなクラスター（感染者集団）が発生した。県は５８人の変異株陽性を発表した。
県疾病対策課によると、変異株に感染した５８人に海外渡航歴はない。
県は、８０代女性の死亡と７４人の感染を発表。亡くなった女性は５月下旬に発症し、県内医療機関に入院。酸素投与を受けていたが、８日に死亡した。
勝浦市の塩田病院、市原市のキャバクラ店「ｃｌｕｂ ｎｏｗ」でそれぞれ５人のクラスターを確認。
同店の１日当たりの利用客は４０～５０人程度。県は５月２５～２７日に来店した症状がある客と、２８日～６月３日未明に利用した客に保健所への連絡を呼び掛けている。
船橋市は、１２人の感染を発表した。同市の変異株独自検査は、対象になった３人とも陽性で「英国株」（アルファ株）だった。
柏市は３人の感染を、千葉市は１３人の感染をそれぞれ発表した。
１０日に県内で感染が判明した人の居住地は▽千葉市１５人▽船橋市１１人▽市川市、松戸市、市原市が各７人▽八千代市６人▽木更津市、袖ケ浦市が各５人▽柏市、浦安市、君津市が各４人▽我孫子市、佐倉市が各３人▽習志野市、流山市、成田市、四街道市、富里市、香取市、東金市が各２人▽鎌ケ谷市、銚子市、富津市が各１人▽県外３人▽海外が１人だった。
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