来年4月の任期満了に伴う千葉県知事選をめぐり、自民党県連が擁立を目指してきた前スポーツ庁長官、鈴木大地氏(53)が出馬を断念し、県連は29日、今後の対応に追われた。「すべて白紙に戻った」(渡辺博道県連会長)。30日には党本部で県選出の国会議員による会合が開かれるが、新たな候補者選びは難航が予想される。去就を明言していない森田健作知事(70)の動向も焦点の一つとなりそうだ。
「支えてくれた人たちから出馬を強く反対された」
関係者によると、鈴木氏は自身を支援する人たちによる説得があったことを理由にあげたという。
県連内でも参院議員の石井準一氏が鈴木氏に難色を示し、これまで交流を深めてきた千葉市長の熊谷俊人氏(42)を「知事としてふさわしい人材」と評するなど「保守分裂」含みだった。このため、県連側との面会で鈴木氏は一丸となっての支援を求めていた。
30日の会合で鈴木氏の擁立は決まるとみられていた。土壇場での断念に、鈴木氏が熊谷氏に勝利する確信が持てなかったとみる、県政関係者は多い。
「出馬断念」の一報は、28日午後に県政関係者らの間を駆け巡った。県連幹部の1人は「まさに青天の霹靂(へきれき)。これまで自信を持って進めてきたので、立候補は確実だと思っていた」と驚きを隠さない。その上で「当選できなかった場合のリスクを考えたのではないか」と、鈴木氏の心中を推し量った。
県連は30日に県選出の国会議員を集めて今後の対応を協議するが、振り出しに戻った形となった候補者選びの混迷は必至だ。一方で注目を集めそうなのが、知事選への態度を明らかにしていない森田氏の動向だ。
森田氏は29日の記者会見で、鈴木氏の断念について「99%出ると決まり、『大事なことは一致団結して推すことだ』と話していた矢先だったので大変驚いた」と話した。その上で改めて台風への警戒や新型コロナウイルス感染症の対策に力を入れる考えを示し、自身の去就には触れなかった。
「こうなったら森田さんしかいない」。29日、複数の県議からは候補者として菅義偉首相とも親しい森田氏の名前があがった。
県議団は、鈴木氏の出馬を念頭に「誰が候補になっても一丸となって応援する」と決議していたが、森田氏への応援も否定していない。選挙戦になれば、熊谷氏は森田氏への批判を強め、「県政改革」を訴えるものとみられる。こうした状況を踏まえ、森田氏はどう判断するのか。
「周りの状況がどう変化しようと、自分で決めた手順で(去就を)述べたい」
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October 29, 2020 at 04:22AM
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千葉知事選断念の鈴木大地氏「支えてくれた人たちが反対」 森田知事の去就焦点に - 産経ニュース
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