勇一郎被告「心愛がウソ書いた」「勘違い」…アンケートの暴行否定 - 読売新聞

　千葉県野田市で２０１９年１月、長女の小学４年栗原心愛（みあ）さん（当時１０歳）を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父親・勇一郎被告（４２）の裁判員裁判第７回公判が４日、千葉地裁であり、被告人質問が始まった。心愛さんが虐待を訴えた小学校のアンケートについて、勇一郎被告は「心愛がうそを書いた」と述べ、暴行を否定した。

　心愛さんは１７年１１月、「お父さんにぼう力を受けています」などとアンケートに記入し、児童相談所に一時保護された。弁護人から、この頃に暴行したかどうかを問われた被告は「ありません」と否定。「心愛がされてもないのに、うそを書いたと思う」「寝相が悪く布団からはみ出していたので、体を持ち上げて直したのを勘違いしたかもしれない」などと述べた。

　被告は、心愛さんが生まれて間もなく母親（３３）と別居。復縁し、家族で再び暮らし始めたのは、心愛さんが８歳になる頃だった。当時の心愛さんの印象を「乳児の頃の面影があり、かわいい子だった」と振り返る一方、生活態度で気になる点があったとしたうえで、「母親が注意していたので、私は何も言わなかった」と話した。被告人質問は５、６日も行われる。

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March 04, 2020 at 02:16PM
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