全国規模の医療法人「徳洲会」グループを創設した徳田虎雄(とくだ・とらお)元衆院議員が10日夜、神奈川県内の病院で死去した。86歳だった。鹿児島県徳之島町出身。2002年に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い、闘病中だった。葬儀は家族葬で行い、後日、お別れの会を開く。
1973年に大阪に「徳田病院」を開設。その後に全国展開し、一代で日本最大級の民間医療グループを築き上げた。
90年衆院選に旧鹿児島奄美群島区から出馬し、初当選。通算4期務めた。旧自由連合を結成し、村山政権で沖縄開発政務次官を務め、05年に政界を引退した。12年衆院選の徳洲会グループの公職選挙法違反事件に絡み辞職した徳田毅元衆院議員は虎雄氏の次男。
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