[ローマ 1日 ロイター] - イタリアのメローニ首相が、アフリカ連合(AU)委員長を装ったロシア人コメディアンのいたずら電話で、ウクライナとロシアの戦争長期化に伴う国際社会の多大な疲労感や、アフリカからの移民問題で矢面に立つイタリアへの支援の乏しさを率直に語っていたことが分かった。
西側の政治家や有名人などの本音や失言を聞き出し、暴露することで知られるロシア人コメディアンの2人組が1日、この電話の会話内容を明らかにした。
イタリア首相府は、メローニ氏がいたずら電話の被害に遭ったことを認め、電話は国連総会でアフリカ諸国の指導者らと面会を予定していた直前の9月18日にかかってきたと説明した。
メローニ氏はこの電話でウクライナにおける戦争について聞かれると「本当のところ、全ての方面で大きな疲労感が存在する。われわれは、出口を見つけるべきだと誰もが認識する局面に近づいている。問題は(ロシアとウクライナの)双方が国際法に違反しない形で受け入れられる出口を探り出すことにある」と語った。
また移民問題では「イタリアが単独で解決しなければならないとの意見で(国際的な)足並みがそろっている。非常に愚かな考え方だ」と憤りを見せた。
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