イスラエル・パレスチナ：ガザ、外国人退避まだか 開かぬ検問所、理由巡り批判応酬 - 毎日新聞

ラファ検問所に集まるパレスチナ人たち＝パレスチナ自治区ガザ地区で14日、AP

　イスラエルの空爆が続くパレスチナ自治区ガザ地区では、多くの外国人や外国籍を持つパレスチナ人が脱出の機会を待っている。エジプトとの境界にあるラファ検問所では21日から人道支援物資の搬入が始まったが、外国人らの退避は実現していない。何が障害になっているのか。

　ラファ検問所は、封鎖が続くガザ地区にとって、唯一の出入り口として機能している。だが、7日に戦闘が始まって以降、原則として人の出入りは停止している。

　外国人の退避を巡ってはこれまで、たびたび「実施される」との観測が飛び交ってきた。米CNNテレビによると、14日には多くの外国人が「退避できる」と聞き、ガザ側の検問所付近に集まったという。しかし、検問所が開くことはなく、退避は実現しなかった。自国民の退避を支援していたウクライナ国会のルビネツ人権問題全権代表は同日、ウクライナメディアに対し、退避予定の2時間前にイスラエル外務省が「安全が保証できない…

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