福岡県久留米市のマンションで住人の女性の遺体が見つかった事件で、警察は同居する女性の夫を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
20日、死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、久留米市東櫛原町の会社員・渡辺司容疑者（41）です。渡辺容疑者は先月21日ごろ、妻で小学校教員の渡辺彩さん（35）が同居する自宅で死亡していることを分かっていたにもかかわらず、19日に警察が発見するまでのおよそ1か月間、遺体を放置した疑いです。
渡辺容疑者は警察の調べに対し「事実に間違いはありません」と容疑を認めています。
この部屋には夫婦と9歳と5歳の子どもが暮らしていましたが、遺体発見時、子どもは渡辺容疑者の実家に預けられていました。
彩さんの遺体は腐敗が進んでいて、司法解剖が行われましたが、死因は特定できませんでした。目立った外傷や骨折の痕などはなかったということです。
過去に2回、夫婦間トラブルで彩さんが110番通報し、警察が対応していました。警察は彩さんが亡くなった経緯などについて、渡辺容疑者から話を聞くなどして、さらに捜査を進める方針です。
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