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Friday, August 18, 2023

発達障害の傾向持つ「グレーゾーン」児童が増加、診断名つかず…悩み抱える保護者たち - 読売新聞オンライン

 発達障害の傾向がありながら、はっきりとした診断名がつかない「グレーゾーン」の子供が増えている。子供の教育方針に悩みを抱える保護者もおり、専門家は「学校や地域が連携して支援する必要がある」と指摘している。(丸山菜々子)

 福島県の会津地方在住の女性(40)は、5年生の三男(10)が不登校で悩んでいる。三男は小学校の通常学級に通っていたが、黒板の字をノートに書き写すことがうまくできなかった。授業中は落ち着きがなく、同級生とのコミュニケーションも苦手なところがある。3年生の時、担任教師に「できないのはあなただけ」と注意されたことにショックを受け、自信を徐々になくしていった。

 三男は4年生の夏、「学校に行きたくない」と言い始め、それ以降は自宅で過ごす日々が続いている。病院にも連れて行ったが、医師からは「発達障害の傾向があるグレーゾーン」と言われ、診断名はつかなかった。

 自宅ではタブレット端末を使用するなど、少しでも学習に取り組む環境を整えようとしたが、半年以上も学校生活を離れ、九九も忘れていた。三男は今年、別の学校に転校し、障害の状況に応じて柔軟に対応できる特別支援学級に入ったが、不登校の状態は今も続いている。

     ◇

 福島県立医科大では、開業医の紹介状を通じて、発達障害の疑いがある子供を診断している。保護者からは「幼稚園や学校での集団生活でコミュニケーションを取ることが難しい」「落ち着きがない。学習についていけない」などの相談が寄せられ、不登校や引きこもりのケースもある。

 相談は年々増えており、同大の子どものこころ専門医・鈴木雄一医師(44)は、発達障害の認知が進んだことに加え、コロナ禍によって家で過ごす時間が増え、見過ごされてきた障害に気付きやすくなったことが背景にあると説明する。

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