ギリシャでは、今月19日に北東部エブロス県で山火事が発生し、当局によりますと、これまでに18人の死亡が確認されました。
消防当局によりますと、現場は、トルコとの国境近くの山林で、住民から行方不明者の情報も寄せられていないことなどから、亡くなったのは不法移民の可能性もあるとみて、身元の確認を進めています。
また当局は、火の手が迫っているとして22日、現場近くの病院に入院していた患者70人を船などを使って別の病院に移送したとしています。
現地は強風などにより、火がさらに燃え広がるおそれがあるとして、これまでに35の村などに避難指示を出して住民に警戒を呼びかけています。
この夏、猛暑や乾燥により、ハワイのマウイ島やスペイン領のカナリア諸島など世界各地で、大規模な山火事が相次いでいて、ギリシャの科学者などは、一連の山火事は気候変動の影響もあると指摘しています。
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