【ニューヨーク=金子靖志、北京=大木聖馬】人工知能(AI)をテーマに初めて開かれた国連安全保障理事会の会合では、AIを管理する国際ルール作りにロシアが反対した一方、中国は賛同姿勢を示した。これまで北朝鮮問題やウクライナ侵略を巡る安保理会合で共同歩調を取ってきた中露の主張が割れるという異例の事態となった。
会合は安保理議長国の英国が主催し、アントニオ・グテレス事務総長が新たな国際機関の設置や国際ルール作りの必要性を提案した。ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連第1次席大使は反対の立場を表明し、「AIのリスクや脅威は、国際社会が評価できるレベルに達していない」と、議論そのものを否定した。
中国の張軍国連大使は「AIの暴走を防ぐ必要がある」とルール作りを支持し、「国連が中心的な調整役となることを支持する」とロシアと一線を画した。AIの軍事利用についても「軍事的覇権の追求や他国の主権と領土の一体性を侵害するためにAIを使ってはならない」と主張した。
からの記事と詳細 ( 安保理で中国とロシアの主張が割れる異例の事態…AIテーマの初会合 - 読売新聞オンライン )
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