インターネットの動画で芸能人らを脅したなどとして暴力行為等処罰法違反（常習的脅迫）容疑などで逮捕された前参院議員のガーシーこと東谷義和容疑者（５１）が、自身を告訴した芸能人らをＳＮＳで脅していた疑いが強まり、警視庁は２４日にも、東谷容疑者を証人威迫容疑で再逮捕する方針を固めた。
捜査関係者によると、東谷容疑者は現職参院議員だった今年２月、逮捕容疑となった被害者３人のうち芸能人とデザイナーの男性２人に対し、インスタグラムと動画配信サービス「ツイキャス」にそれぞれ配信した動画内で、「刑事告訴したことを許さない」という趣旨の発言をして脅した疑いが持たれている。
警視庁は昨年１２月以降、東谷容疑者に任意の事情聴取を複数回要請。今年１月にはユーチューブ動画の広告収入を管理していた法人の関係先を捜索した。
警視庁は、捜査の進展を不安に思った東谷容疑者が、被害者を脅して告訴を取り下げさせようとした可能性があるとみて調べる。
東谷容疑者は３月に参院議員を「除名」された後に国際手配され、滞在先のアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）から事実上の国外退去処分を受け帰国した今月４日、警視庁に逮捕された。
東京地検は２３日、昨年２～８月にユーチューブ動画で芸能人とデザイナー、実業家の３人を脅すなどしたとして、暴力行為等処罰法違反と名誉 、強要、威力業務妨害罪で東谷容疑者を東京地裁に起訴した。
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