北朝鮮から弾道ミサイルとみられるものが発射されたことについて、北朝鮮情勢に詳しい南山大学の平岩俊司教授は、次のように話しています。
「朝鮮労働党の幹部が6月に発射すると言っていたので、きょうではないと思っていたが、国際社会の警戒の裏をかくような早いタイミングでの発射を考えたのだろう。
実際に北朝鮮側が主張しているように偵察衛星が打ち上がったのかどうかが大きなポイントであり、どのような軌道で1段目2段目が落下していったのかを含めて、今回の打ち上げの意味が決まってくると思う。
今回の発射の意味は2つあり、アメリカと韓国による合同軍事演習が頻繁に行われ、日本もそこに加わっている中で自分たちの防衛能力を上げるために偵察衛星が必要であり、それが達成したことを国内にアピールすること。そして今回の打ち上げによってアメリカや韓国、日本にミサイル技術の高さをアピールし、これからも一歩も引く気がないというメッセージがあるのだろう」
(動画は4分58秒。午前7時20分ごろ放送したものです。データ放送ではご覧になれません)
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