韓国で国内線の旅客機が、着陸する直前に突然、機体の扉が開き、一部の乗客が呼吸困難を訴えて病院に搬送されました。警察は、非常口の扉を開けたと話している乗客から当時の状況を詳しく聞いています。
韓国のアシアナ航空によりますと、26日昼前に南部のチェジュ(済州)を出発して南東部のテグ(大邱)に向かっていた旅客機が着陸する直前、上空およそ200メートルで機体の中央にある非常口の扉が突然開いたということです。
SNSに投稿された当時の状況とみられる映像では、乗客の髪や座席にかぶせられたカバーが機内に吹き込む風にあおられている様子が確認できます。
旅客機は扉が開いたまま着陸し、乗客194人のうち数人が呼吸困難の症状を訴えて救急車で病院に搬送されましたが、症状は軽いということです。
ほかの乗客と乗員にけがはなかったということです。
アシアナ航空によりますと、非常口の前の座席に座っていた30代の男性が扉を開けたと話しているということで、警察はこの乗客から当時の状況を詳しく聞いています。
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