三重県伊勢市の伊勢神宮で4日、岸田首相が参拝に訪れる約40分前に車寄せ付近の茂みで爆竹が破裂していたことが捜査関係者への取材でわかった。残骸からアンテナとみられる部品や配線などが見つかり、県警は何者かが爆竹を仕掛け、遠隔操作で着火させたとみて、建造物侵入容疑などで調べている。
捜査関係者によると、4日午前11時40分頃、伊勢神宮外宮の車寄せ付近の茂みで爆竹が破裂した。周囲に大勢の参拝客らがいたが、けが人などはなかった。
警察官が現場を調べたところ、爆竹の残骸のほか、アンテナのような部品や配線などが見つかった。県警が4日朝に付近を捜索した際は不審物は見つかっておらず、その後に仕掛けたか、捜索で見つからなかった可能性がある。
岸田首相は約40分後の同日午後0時20分頃、この車寄せに車で到着し、他の閣僚らとともに予定通り参拝を行った。当日は午前中に立憲民主党の泉代表や国民民主党の玉木代表も参拝しており、爆竹を仕掛けた人物の狙いは不明だ。
警察は昨年7月の安倍晋三・元首相銃撃事件を受け、要人警護の体制を強化している。伊勢神宮周辺には4日、警察官約1100人が配置されていた。県警は付近の防犯カメラを解析するなどして捜査している。
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