東京都立の高校入試で、英語の「話す力」をはかる「スピーキングテスト」が27日に初めて実施され、都内の公立中学校に通う3年生のほとんどが受ける予定です。
「スピーキングテスト」は、グローバル人材の育成を目指し「使える英語」教育に力を入れる都の教育委員会が、都立高校の入試で「話す力」をはかろうというテストで、27日午後、実施されます。
都の教育委員会によりますと、都内の公立中学校に通う3年生の95%にあたるおよそ7万6000人が受ける予定で、都立学校や民間の施設など都内の197か所を会場にして、テストは2回に分けて15分程度行われます。
受験生はマイクのついたヘッドセットをつけ、画面に表示されるイラストの状況を説明したり、質問に対する自分の考えを述べたりして、解答を録音します。
その音声データは、民間の教育サービスの大手企業を通じてフィリピンに送られ、現地の英語の指導資格を持つ講師が採点する流れになっていますが、専門家や保護者などからは採点の基準や方法が不透明などと問題点を指摘する声もあがっています。
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