【ソウル=甲原潤之介】韓国軍合同参謀本部は17日、北朝鮮が同日午前10時48分ごろに短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射したと発表した。北朝鮮東部の江原道元山(ウォンサン)付近から1発撃った。北朝鮮のミサイル発射は9日以来、およそ1週間ぶり。
日本の防衛省は17日、北朝鮮が1発の弾道ミサイルを北東方向に発射したと発表した。落下地点は朝鮮半島東岸付近で、日本の領域や排他的経済水域(EEZ)の外と推定した。
日米韓が13日、プノンペンで開いた首脳会談で北朝鮮の相次ぐミサイル発射を非難していた。米国は核を含む戦力で同盟国を守る拡大抑止を強化する方針を打ち出した。北朝鮮は日米韓の結束の動きに反発の意思を示すためミサイルを撃った可能性がある。
北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が17日、発射に先立ち日米韓首脳会談を批判する談話を朝鮮中央通信を通じて発表した。「朝鮮半島情勢をさらに予測不可能な局面に追い込むだろう」と主張した。
北朝鮮は米韓空軍が大規模な共同訓練を実施した2~5日に弾道ミサイルや地対空ミサイルを30発以上撃った。1発は韓国側が海上の南北境界と位置づける北方限界線(NLL)の南側に落下し、緊張が高まった。
日米韓首脳は北朝鮮が7回目の核実験を強行すれば「国際社会の断固とした対応に直面する」と警告している。
岸田文雄首相はミサイル発射を受け、関係省庁に①情報収集・分析に全力を挙げ国民に迅速・的確に情報提供②航空機や船舶などの安全確認を徹底③不測の事態に備え万全の態勢をとる――の3点を指示した。
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