2022年07月14日20時35分
岸田文雄首相は14日の記者会見で、参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を追悼するため、今秋に「国葬」を行うと表明した。戦後、首相経験者の国葬は1967年の吉田茂元首相の死去時にしか営まれたことがなく、安倍氏は2例目となる。閣議で実施を決定する。
大規模葬で「弔問外交」展開へ 各国が代表団派遣検討―安倍氏死去
首相は「この秋に『国葬儀』の形式で安倍元首相の葬儀を行う。わが国は暴力に屈せず、民主主義を断固守り抜くという決意を示す」と強調。「活力にあふれた日本を受け継ぎ、未来を切り開いていくという気持ちを世界に示したい」と語った。
55年ぶりとなる異例の形式を選んだ理由に関しては、(1)憲政史上最長の8年8カ月にわたり重責を担った(2)東日本大震災からの復興、日本経済の再生、日米関係基軸の外交など大きな実績を残した(3)外国首脳から極めて高い評価を受けている(4)民主主義の根幹たる選挙中に突然の蛮行により逝去した―と指摘した。
首相は費用全額を国費でまかなうと説明。国葬には法整備が必要との見方もあるが、「内閣法制局とも調整し、閣議決定を根拠として行うことができると判断した」と語った。
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