青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で2日、高レベルの放射性廃液を冷却する設備がおよそ8時間停止するトラブルがあったことが分かりました。
事業者の日本原燃は外部への影響はないとしていますが、青森県は原因究明と再発防止策の報告を求めています。
日本原燃によりますと六ヶ所村の再処理工場にある、高レベルの放射性廃液を保管するタンクの1つで、廃液を冷却する設備の機能が2日午後3時半ごろからおよそ8時間にわたって停止していたということです。
タンクには、以前、試運転の際に出た廃液およそ2600リットルが保管されていますが、2日夜7時ごろ、冷却用の水の量が減っていることに気付いて点検したところ、水を循環させる配管の仕切り弁が何らかの原因で閉じられていたということです。
このトラブルで、通常24度ほどに保たれている廃液の温度が、一時32度まで上昇しましたが、放射性物質が漏れ出るなど外部への影響はなかったということで、日本原燃は原因を調べています。
また、今回の報道発表が3日になったことについて、日本原燃は、冷却設備の停止と判断したのが3日午前2時26分で、その後準備が整ってから発表したと説明しています。
今回のトラブルを受け青森県は、再処理工場に職員を派遣するとともに、日本原燃に対し原因究明と再発防止策を詳しく報告するよう求めました。
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