2022年06月26日06時04分
ロシアのプーチン大統領は25日、北西部サンクトペテルブルクでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、核弾頭搭載可能なロシア製弾道ミサイル「イスカンデルM」をベラルーシに数カ月以内に供与すると表明した。軍事同盟を結ぶ両国の首脳は核戦力をちらつかせ、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援する欧米との対決姿勢を強調した。
会談でルカシェンコ氏は、米国主導の北大西洋条約機構(NATO)が核搭載可能な軍用機の飛行演習をベラルーシの近隣で行っていると主張。「非常に心配している」と述べ、対抗措置としてベラルーシ軍の戦闘機に関し、核搭載可能にするよう協力を要請した。
これを受け、プーチン氏は「数カ月内に通常弾も核も搭載できるイスカンデルMを引き渡そう」と応じた。イスカンデルMの射程は500キロとされる。戦闘機を核搭載可能にすることについては直ちに必要ないとの認識を示しつつも、ベラルーシ軍のスホイ25攻撃機に関し、ロシアで改良を施し、機能を高めることを提案した。
ベラルーシはロシアにウクライナ侵攻のルートを提供。侵攻後も両首脳は頻繁に会談している。ウクライナ国防省情報総局は25日、ロシア軍機がベラルーシ上空からウクライナに向けて多数のミサイルを発射したと発表した。
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